20220202 第15回 NANO/SPE 合同講演会

第15回 NANO/SPE 合同講演会
ナノ構造ポリマー研究協会とSPE日本支部による第15回NANO/SPE合同講演会を、下記の内容にて開
催します。
 本合同講演会は、ナノレベルでの構造を制御して特性の向上を図る材料開発分野と、ポリマー成型加
工による新規機能付与や生産性向上を図る分野において、両分野の最新動向の把握と、相互連携によ
る発展や技術融合を促進するのが目的です。今回の合同講演会では、最近の産学におけるマイクロから
ナノオーダーのサイズに着目し、材料、成形加工、評価・分析技術の開発動向に関するトピックスを企
画しました。材料設計分野、ポリマー加工プロセス分野に関係する研究者が参加され、今後の更なる
発展や研究者相互の交流を深める良い機会になることを期待します。
・日時:令和4年2月2日(水) 13:00~17:30
・方式:webを使用したオンライン(Zoom)
*オンラインでの参加を希望される方には、別途、開催日前に、入力方法をお知らせいたします。
なお、通信の安定状況により講演の配信が中断、画像、音声に乱れが発生する場合がありますが、
返金その他の保障は致しかねます。恐縮ですが、ご了承の上お申し込みください
・内容:
13:00~13:10 開会挨拶 西敏夫 ナノ構造ポリマー研究協会代表理事
13:10~14:10 「高分子材料表面および界面での物性・構造評価 ~走査プローブ顕微鏡を中心に~」
        株式会社三井化学分析センター 生井 勝康 氏
概要:各種高分子材料に関して、例えば、接着性向上のために、表面改質を行う場合、ナノスケールで
の表面物性・構造の理解が重要となってくる。最近では、繊維強化プラスチックのように、界面での物
性・構造評価が重要となる材料開発も進んでいる。本講演では、走査プローブ顕微鏡(SPM)技術を
中心に、表面および界面での物性・構造評価技術とその解析事例について紹介する。
14:10~15:10 「古河電工のポリマー技術」
        古河電気工業(株) 伊倉 幸広 氏
概要:電線の絶縁被覆に端を発した古河電工のポリマー技術は、その後発泡製品や光ファイバなど身
近な製品へと様々に深化を続けている。本発表では、古河電工のポリマー技術の中でも、筆者がかか
わってきた発泡技術と最近の取り組みであるセルロース繊維強化樹脂の解析事例について報告する。
15:10~15:20  ~ 休憩 ~
15:20~16:20  「カニ殻由来のキチンナノファイバーで補強した高分子と生体接着剤の開発」
         鳥取大学 伊福 伸介 氏
概要:カニ殻から新素材キチンナノファイバーを製造した。キチンナノファイバーは物性に優れ、高分
子を強化する補強繊維として利用できる。また、多様な生理機能を備える。手術において縫合しの不要
な生体接着剤を開発した。
16:20~17:20  「ラマン分光を利用した樹脂成形体中の応力測定」
         京都工芸繊維大学 西川 幸宏氏
概要:樹脂成形体における残留応力は、成形体のソリやヒケといった成形不良の原因の一つと考えら
れるが、残留応力測定法の不在のために研究は進んでいなかった。我々は圧力応答性の高いセラミッ
クスを系に分散させ、ラマン分光を用いることでセラミックス周辺の圧力を計測する方法を開発し
た。これを樹脂成形体に応用すると、樹脂成形体中の残留応力が測定可能となる。束帯された圧力は
残留応力とは限らないが、多角的な検討を行った結果、残留応力であると結論付けられた。これに
よって残留応力についての理解が飛躍的に進むことが期待される。
17:20~17:30 閉会挨拶 伊藤浩志  SPE日本支部支部長
・参加費:ナノ構造ポリマー研究協会会員:無料、SPE日本支部会員:無料
(個人会員の代理出席は認められません)
非会員:15,000円 税込(開催日1週間前までに指定口座へ振込いただきます)
 
・申込方法:該当学会毎にWEB申し込みをお願いします。
      アクセスできない場合、お名前、会社名、部署、電話、メールアドレスを
      ご記入しメールでご連絡お願いします。
【ナノ構造ポリマー研究協会会員】
特定非営利活動法人ナノ構造ポリマー研究協会
企画委員 理事
伊倉幸広
古河電気工業(株)
サステイナブルテクノロジー研究所 素材力イノベーションセンター 
ポリマー技術開発課
mail: ikura@ransp.jp
WEB申し込み
ここより開催行事に進み、参加連絡に記入して、送信してください。

Author: xs498889