プラスチックごみの問題や天然資源の枯渇といった課題を背景に、持続可能な資源循環社会の実現が強く求められています。本セミナーでは、プラスチックリサイクルにおける化学プロセスの役割と、その高度化に貢献する最新の技術開発動向を紹介いただきます。さらに、自動車リサイクルの現状と課題、今後注目される使用済車由来プラスチックの再資源化について、制度面や現場での取り組みを踏まえて解説いただきます。
多数の方にご参加頂きますよう、宜しくお願い致します。
日時：2024年7月29日(火) 13:00-15:10
方法：webを使用したオンライン（Zoom）
プログラム：
13:00-13:10 挨拶：加納 義久 氏 ナノ構造ポリマー研究協会代表理事
13:10-14:10 座長 臼杵有光 氏 ナノ構造ポリマー研究協会副代表理事
講師：吉岡 敏明 氏（東北大学大学院 環境科学研究科 研究科長）
演題: プラスチックリサイクルにおける化学プロセスの役割
要旨：プラスチックのマテリアルリサイクルやケミカルリサイクルのいずれの手法においても選別・分別や分解という手法が重要になる。講演では、特に化学的な手法に焦点を当て、リサイクルの高度化に資するプロセス例を紹介する。また、近年のリサイクル技術の開発状況について紹介する。
職歴
1992年4月 東北大学工学部 助手
2000年10月 東北大学大学院工学研究科 助教授
2005年4月 東北大学大学院 環境科学研究科 教授
2011年4月 東北大学教育研究評議会 評議員（平成26年3月まで）
2014年4月 東北大学大学院 環境科学研究科 研究科長
2021年10月 東北大学総長特任補佐
2024年4月 東北大学大学院 環境科学研究科 研究科長
14:10-15:10 座長 仙波健 氏 ナノ構造ポリマー研究協会理事
講師：阿部 知和 氏（一般社団法人日本自動車リサイクル機構 専務理事）
演題: 資源循環に貢献する自動車リサイクルの現状とこれから
要旨：自動車リサイクル法の概要及び自動車リサイクルの現状と課題を説明する。また、
今後の展開が予想される使用済車由来のプラスチックのリサイクル促進に関して、制度
面での対応と解体事業者の取組みを紹介する。
講師略歴：
1984年～ 出光興産（㈱入社 プラスチックの加工技術研究
2000年～ ホンダエンジニアリング㈱入社 車体研究開発部長、塑型技術部長を歴任
2013年～ 本田技研工業㈱ 自動車リサイクル全般業務、
2019年～（公財）自動車リサイクル促進センター専務理事
2024年～（一社）日本自動車リサイクル機構専務理事
2023～24年（一社）プラスチック成形加工学会会長
15:10-15:15 閉会の挨拶： 仙波健 氏 ナノ構造ポリマー研究協会理事
【参加要領】
講習会費： ナノ構造ポリマー研究協会会員 無料、 非会員 5，０００円
申込方法： WEB申し込み ここよりお申し込みください。
その他：氏名、会社、部署、電話、メールアドレス、 請求書が必要な場合は、その旨を 下記 宛へメールでご連絡下さい。
【ナノ構造ポリマー研究協会会員】
特定非営利活動法人ナノ構造ポリマー研究協会
企画委員 理事
仙波 健（Takeshi Semba）
mail: senba@ransp.jp
