第67回ナノ構造ポリマー研究会
今回の講演会では、材料の内部構造や動的挙動を非破壊で捉える最先端の「CT(Computed
Tomography)技術」をテーマに、二名の先生方をお迎えしてご講演いただきます。
まずは、高分子材料のナノ構造解析をご専門とされる京都大学 小川先生にご登壇いただきます。材料の性能を決定づけるナノスケールの内部構造を「散乱CT法」によって三次元的に可視化する研究は、物性との相関解明や新たな材料設計に繋がるものであり、示唆に富むお話を伺えることと思います。
続いて、間下先生より「X線CT法」を用いたゴムの破壊現象の観察についてご紹介いただきます。放射光を利用した4次元CTによって、材料が破壊に至る動的なプロセスを時空間的に捉える試みは、高強度・高耐久材料の開発に不可欠な破壊メカニズムの解明に迫るものであり、非常に興味深いお話になると思います。
いずれのご講演も、材料開発における課題解決の鍵となる最先端の解析技術に触れられる貴重な機会ですので、ぜひご参加くださいますようお願い申し上げます。
【日時】2026年3月12日(木)13:00-15:10
【方式】オンライン(Zoom)
【内容】
13:00-13:10 挨拶:
古河電気工業株式会社 加納 義久氏(ナノ構造ポリマー研究協会代表理事)
13:10-14:10 演題: 散乱CT法による高分子材料のナノ構造可視化解析
講師:京都大学 小川 紘樹 氏
概要:本講演では、散乱CT法を用いた高分子材料の三次元ナノ構造可視化解析について紹介する。
結晶構造やネットワーク、配向などの分布を非破壊で評価し、材料物性との相関解明やプロセス評価への応用可能性を示す。
14:10-15:10 演題: X線CT法を用いたゴムの破壊現象観察とその応用
講師:住友ゴム工業株式会社 間下 亮 氏
概要:省資源化に向けたゴム材料の高強度・耐破壊性向上には、複雑な破壊メカニズムの理解が不可欠である。
タイヤ用ゴムはカーボンブラックやシリカといった補強剤をはじめ、多様な材料が不均一に分布する複雑系であり、
構造や現象を時空間スケールごとに把握する必要がある。本講演では、放射光を用いた4次元X線CT法によりゴムの破壊過程を観察した結果を紹介する。
【参加要領】
講習会費:ナノ構造ポリマー研究協会会員 無料
非会員 5,000円
申込方法:
会員:HPへログインし、ここより講演を選んでご連絡ください。(ログインが必要です)
ログインについてはHP上の「ログインについて」を参照ください。
詳細 https://ransp.jp/index.html/
非会員:氏名、会社、部署、電話、メールアドレス、住所等とさらに請求書が必要な場合はその旨を記載し
下記宛へメールでご連絡下さい。
特定非営利活動法人ナノ構造ポリマー研究協会
企画委員 理事
野尻 和紀
e-mail: nojiri@ransp.jp