会長挨拶

「大変革時代に向けてのナノ構造ポリマー研究協会」
新しく令和時代になって気分を刷新し物事を落ち着いて進められる良い機会と考え ていた。ところが、実はとんでもないことが次々起きている。詳細は次節に述べる が、先ず本協会について復習しておきたい。NPOナノ構造ポリマー研究協会が伊澤博 士らにより2002年7月に発足して以来今年度で19年目となり、筆者が2012 年4月に本協会の代表理事を仰せつかってから9年目となる。本研究協会の目的は、 「ポリマー材料と加工技術の実用化を通して経済や社会に大きな影響をもたらしている ナノ構造ポリマー技術の研究の経緯と実現への道筋とを、広く社会に対して情報発信し つつ共有化する。」である。この目的を実現するために、ナノ構造ポリマー研究会 (2001年4月~)、同公開研究会(2002年8月~)、TPE技術研究会(20 06年12月~)、同公開講演会(2006年11月~)、ナノ構造ポリマー交流会 (2002年~)、マイクロ・ナノ加工研究会(2014年3月~)、同公開講演会(2 013年12月~)等を行っている。詳細は、 http://ransp.org/index.html を参照さ れたい。本協会は、皆様のご協力で順調に発展し、当初の目的を遂げつつあると確信 している。2019年度の決算もお陰さまで健全財政と言える水準にある。
——続く