中国自動車情報202406

中国・小米科技(シャオミ)初のEV「SU7」、27分で5万台の注文。最大7カ月待ちも

4月3日、受注は10万台を超えたと明らかに。2日の香港市場で株価は一時16%急伸 中国スマートフォン大手の小米集団(シャオミ)が3月28日、傘下の自動車事業「小米汽車(Xiaomi Automobile)」が3年近くかけて開発した初の電気自動車(EV)「SU7」の発表会を開催し受注を開始。価格は標準モデルで21万5900元(約450万円)~と「テスラ モデル3」よりも3万元(約60万円)安い。29日夜には最初の24時間で予約注文が8万8898台に達したと発表。アプリによると、納期は標準モデルと「Pro」モデルがともに18~21週間、0ー100km/hが2.78秒、一航続走行距離800kmの最上位モデル「マックス」(29万9900元)が27~30週間という。シャオミは販売キャンペーンの一環として、冷蔵庫などの無料プレゼントが付いた2つの特別モデルも発売。最初の5000台は28日の受注開始直後に完売したという。

中国シャオミ初のEV「SU7」、4万台超受注で生産急ピッチ

4月2日未明時点の受注台数は4万台に。2024年納車は6万~8万台予想SU7の標準モデルの納車時期は、3月31日の段階では2024年第16~19週(4月15日~5月12日)を予定していたが、4月2日午前の段階で第20~23週(5月13日~6月9日)に延期された。小米汽車は生産能力増強に全力を挙げ、納車を急ぐという。関係者によると、同社は4月の生産台数を約5000台とする計画だった。現在は、月産台数を1万台とする方向でサプライヤーと協議しているが、実際に生産能力が向上するまでには一定の時間がかかることが予想されるという。

中国シャオミのEV「SU7」、「ポルシェ タイカン」を超える性能を半額で!

第1弾としてシャオミが発表した「SU7」のエクステリアは、どこかポルシェ タイカンに似ていて、ヘッドランプはマクラーレンに似ていなくもない。SU7のトップグレードである「Max」は前後にモーターを積む4WDだが、システムの最大出力は495kW(673ps)/838Nm。0-100km/h加速を2.78秒でこなし、最高速度は265km/h。しかも800kmの最大航続距離を誇る。SU7の搭載するモーターの最高許容回転は2万1000回転。これはテスラのモデルSプラッドが積むモーターに匹敵する数値だ(シャオミはこれをV6クラスと呼んでいる)。来年、この性能をはるかに凌ぐ2万7200回転を許容するモーター(通称V8クラス)を投入するとアナウンスまでしている。 そして衝撃的な価格だ。SU7はベーシックな後輪駆動モデルで21万5900元(約453万円)。前述したMaxでも29万9900元(約630万円)なのだ。これはモデルS(日本価格1296万9000円)やポルシェ タイカン4S(日本価格1650万円)の半値以下である。しかもシャオミにはテスラやポルシェにない強みがある。スマホや家電を通じてすでに世界に莫大なユーザーを抱えており、ここにクルマを加えるだけでなく、自動運転やエンターテインメント、電力、金融なども巻き込むことで、アップルがなしえなかった壮大な「シャオミ経済圏」の創作を目指している。

中国ファーウェイのEV充電器、1秒の充電で1km走れる! EVの充電問題を解決!!

現在、日本に設置されている急速充電器の最大出力は、おおむね20~150kW。テスラのスーパーチャージャーはこれを上回るが、それでも最新のV3が250kWだ。2023年秋にファーウェイが設置を開始した超急速充電器は、最大出力がなんと600kW!同社はこれを「一秒一公里(1秒充電で1km走れる)」として宣伝し、今年中に10万基(250kW版も含む)の普及を目指すという。中国では小鵬(シャオペン)汽車も480kWの超急速充電器をすでに200カ所以上設置しており、充電時間の短縮が猛スピードで進んでいる。

中国BYD、昨年の純利益は80%増。世界販売でのテスラ超え受け

2023年の純利益は300億元(約6300億円)と、2022年の166億元(約3500億円)からほぼ倍増。「複雑な外的環境」にもかかわらず、実績を伸ばしたと報告した。BYDの世界販売は過去最高の302万台。前年比で62%の伸びを記録した。このうちプラグインハイブリッド車が144万台を占めた。BEVの販売台数はテスラ180万台に対し、BYDは157万台だった。BYDのEVはテスラよりも価格が安く、幅広い購買層へのアピールに寄与している。BYDのエントリーモデルが中国国内で1万ドル(約150万円)をやや上回る程度の価格で購入できるのに対し、テスラで最も低価格の「モデル3」の値段は3万9000ドル近くとなっている。

EV市場で独り勝ち! なぜ『BYD』はそんなに安いのか?

中国国内では航続距離が300kmで約150万円という車種も。「中国で作ってる『BYD』は75%が内製品です。(他から買った方が安い部品もあるが)とにかく進化のスピードが速いですから、それをサプライヤーとすり合わせている時間が無駄なんですね。自分たちの意思で変えていきたい部分は垂直統合して、スピードを持った開発をして、かつスケールもそこでできる」(自動車アナリスト中西孝樹氏)『BYD』は元々リチウムイオン電池では世界3位の電池のメーカーだった。だからEV界でもハード面での成長は予想できた。一方で運転支援システムなどのソフト開発ではヨーロッパの既製品を使うなど弱みもあった。ところがここ数年で様子が一変した。「数年の間に突如1万人以上のソフトエンジニアを持つ世界でも先進的なソフトウエア会社になった。(何故そうなったかというと)非常に決断が速い著名な経営者なんです」(同)

中国EV電池「CATL」が1年半ぶり減益、国内で自動車需要鈍化

15日発表した2023年第4・四半期(10-12月)決算は、純利益が前年同期比1.2%減の 129億8000万元(18億ドル)にとどまり、2022年第2・四半期以来1年半ぶりの減益となっ た。中国自動車市場は世界最大ながらも最近は需要が鈍しており、小規模電池メーカーとの販売競争も激しくなった。ただ、今年に入って市場シェアは取り戻した。2月のデータによると、CATLの国内市場シェアは1月の50%割れから5.75ポイント上昇し55.2%に拡大した。50%超えは2022年11月以来1年3カ月ぶりだ。

中国・BYD、2023年は純利益、売上高ともに過去最高を更新

2023年12月期決算は、純利益が前年比80.7%増の300億4081万元(約6,300億円)、売上 高が42.0%増の6,023億1535万元だった。新車販売は6割増の約302万台で、中国市場の企業単体として1位だった。王伝福董事長が2023年3月に打ち出した「年末までに中国第一の大型自動車メーカーになる」との目標を実現した。電気自動車(EV)は7割増の約157万台、プラグインハイブリッド車(PHV)が5割増の約144万台。部門別の売上高は、自動車部門が48.9%増の4,834億5331万元、携帯電話部門が20.0%増の1,185億7691万元だった。自動車部門の粗利益率は2.6ポイント上昇し、23.0%となった。地域別の売上高は中華圏が32.9%増、海外が75.2%増だった。研究開発(R&D)費は97.4%増の399億1774万元だった。R&Dに従事する人員は47.6%増の10万2844人となった。政府から得た補助金として21億8738万元を計上。前年から27.9%増えた。

なぜBYDは世界を獲れた?「BYD・テスラ・VW」3車分解比較で判明

EVの販売台数でテスラ超えを果たした中国・BYD。スイスの金融機関UBS傘下のUBSエビデンスラボが衝撃的なレポートを公開している。UBSエビデンスラボでは、過去、テスラのModel 3、VWのID.3を分解して検証した実績があり、今回、BYDの「海豹(SEAL:シール)」を分解して検証を行った結果、製造コストが圧倒的に優れていることが明らかとなった。この3台を比較すると、Model 3は速度に優位性があり、ID.4は航続距離に優位性がある。SEALはその中間となるが、価格の優位性が大きい。ID.4よりも30%近く安いのだ。レポートでは、SEALがドイツで生産した場合の販売価格を3万8205ドルと試算していて、この場合、1万ドル以上の価格差になる。UBSの試算によると、BYDとテスラのバッテリーの製造コストは圧倒的に安い。BYDはもともとバッテリーメーカーから出発した企業であり、テスラは持続的なエネルギー社会を実現することを企業ミッションにしている。新興の2つのメーカーはバッテリー技術が進み、旧世代のVWは遅れをとっていることがうかがえる。しかも、自動車会社が最も得意としなければならない分野である駆動系のコストまでVWは遅れをとっている。BYDはすでにハンガリーのセゲド市で生産工場の設立に動いているが、BYDが東欧でSEALの生産をしたと仮定よると、3.6万ドル程度の価格になり、ID.4は5.0万ドルと勝負にならない。BYDはなぜここまでコストパフォーマンスに優れているのか。その答えはシンプルだ。75%のパーツを自社生産しているからだ。テスラも米国生産のものについては68%のパーツを自社生産している。BYDは、2005年に初のEV「F3」を発表して以来、自動車関連のサプライヤーを次々と買収し、垂直統合を進めていった。バッテリーの原材料であるリチウム鉱山までブラジル、チリ、アフリカなどで買収している。この垂直統合のメリットは、コストダウンと品質や性能の向上を同時に狙えることだ。技術や人材リソースを適正配置することができ、全体設計と部分設計をきめ細かく調和させることができる。ただし、垂直統合には欠点もある。それは巨大組織にならざるを得ないため、肝心のセールスが落ちれば、一気に経営が悪化することだ。このリスクをヘッジするために、BYDでは各部門を再編して、子会社化を進めている。子会社はBYD向けのパーツを生産するだけでなく、外販も行う。つまり、他メーカーのサプライヤーにもなることで、別口の収入を確保しようとしている。2022年はこの子会社化が盛んに行われ、年度報告書によると、1年間で247社もの子会社が設立され ている。UBSの予測によると、現在のシェアが3%である中国メーカーは2030年には20%にまで飛躍をするという。フォルクスワーゲン(VW)、ルノーなどのグローバルメーカーは欧州市場でのシェアを現在の95%から70%にまで落とし、グローバルサプライヤーとともに大きな打撃を受けるという。

                     《自動車関連情報》

アメリカでEV販売失速、トヨタのHVがテスラのEVを逆転…

欧米主導EVシフトが崩壊で見えた、日本一人勝ちの未来英調査会社JATOによると、米国では直近3四半期連続でHVの販売台数がEVを上回ったという。2023年10~12月に至っては、トヨタの米国でのHVの販売台数が米テスラのEVを逆転した。急速に成長するEVに注力してきた欧米の自動車メーカーは戦略の見直しを迫られ、市場をリードしてきた米テスラも中国の比亜迪(BYD)にEVの世界販売台数で抜かれた。その一方で、HEVやPHEVの需要は高まりを見せており、高いハイブリッド技術を誇るトヨタをはじめ日本勢が優位となる可能性がある。富士経済が2023年7月に発表した予測によると、HEVの世界市場は2035年に2022年の421万台から1176万台に、PHEVは同276万台から650万台に増加する見通しだ。調査会社マークラインズによると、HEVは主要国での販売台数が2023年に前年比30%増となり、EVを上回る。EVが失速し、日本勢に強みがあるHEVが復活するのは日本経済にとって朗報と言えるだろう。円安による業績好調といった点も否めないが、自動車産業は裾野が広い。政府による猛烈な支援策で日本でも半導体の熱が高まっているが、やはり日本を代表する企業はトヨタだ。その浮沈は人々の「気」にも多大な影響を与える

ステランティス、イタリア国内で中国車生産なら工場閉鎖も

ステランティスのカルロス・タバレスCEOは10日、イタリアで中国車を生産することになれば、同社は工場閉鎖などいくつかの厳しい決断を迫られる可能性があると述べた。イタリア政府は、国内の自動車生産台数を増やす取り組みの一環として、米テスラのほか、奇瑞汽車を含む複数の中国メーカーと協議中だと明らかにしている。タバレス氏は「中国の競争を(国内に)導入するなら、現状の工場数は不要になるかもしれない。戦う用意はあるが、戦いには犠牲が伴う」と述べた。

国内のEV販売増、2.5%に失速。2023年度

国内で2023年度に販売された新車の電気自動車(EV)は7万9198台で、前年度比2.5%増 にとどまった。3.1倍の伸びを記録した2022年度から大幅に鈍化した。EVの販売台数は過去最高を更新したが、ガソリン車などを含む新車全体に占める比率は横ばいの2.1%だった。 話題となる新型車の投入が乏しく、新技術を積極的に試す消費者の購入が一巡したとの見方もある。

2023年度輸入EV車販売、前年度比44.6%増の2万3807台に

日本自動車輸入組合(JAIA)が発表した2023年度の外国メーカー車の輸入車新規登録台数によると、電気自動車(EV)が前年度比44.6%増の2万3807台に伸びた。EV以外を含む外国メーカー車全体では5年連続の減少となる同0.5%減の24万4844台で、EVの伸びが際立つ結果に。メルセデス・ベンツが同2.3%減の5万1534台と前年度実績には届かなかったが、9年連続で首位を守った。ランドローバー、ポルシェ、BYD、マセラティなど8ブランドが年度としての過去最高の台数を更新。BYDは同7.2倍の2026台だった。外国メーカー乗用車の価格帯別では、1000万円以上が同17.1%増の3万8047台で9年連 続の増加。400万円以上1000万円未満も3年連続の増加となる同4.4%増の14万455台だった。一方、400万円未満は同17.8%減の5万4102台で10年連続の減少となり、高価格帯の車種が輸入車販売を下支えする傾向が続いた。

川柳

              ◎バカ野郎、即刻首だ、サラリーマン

              ◎なりません、あなたのような、人格に

              ◎求めます、言葉ではなく、変化を

              ◎引き際の、美学もないね、二階さん

              ◎ああ終わり、小池にはまり、さ~大変

              ◎もう終わり、学歴詐称、女帝かな

              ◎あの人は、やたらと元気、アメリカで

宮本政義
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